BtoB比較サイトへの掲載を判断する|「おすすめ」検索で自社が勝てないときの戦い方

「〇〇ツール おすすめ」「〇〇 比較」で検索すると、上位は比較メディアとランキング記事で埋まっている。自社サイトは10位どころか2ページ目にも見当たらない。BtoBで自社サービスのカテゴリ名を検索したことがある方なら、一度は見た光景だと思います。

この検索結果に対して、自社サイトで1位を取りにいくのは筋の悪い投資です。やるべきなのは、勝てない場所を勝てないと認めたうえで、その枠を買うのか、別の場所で戦うのかを先に決めることです。判断を保留したまま、勝てない検索に向けて記事を足し続けるのが、いちばん高くつきます。

この記事では、取りにいく検索と取りにいかない検索の見分け方、比較メディアへの掲載を買うかどうかの判断、掲載しない場合の戦い方、掲載する場合に自社側で先に用意しておくものを扱います。自社でマーケティングを回しているBtoB企業のマーケティング責任者と経営者に向けた内容です。

「おすすめ」で自社サイトが上がらないのは、記事の質の問題ではない

上位が比較メディアで埋まっているのは、検索している人が「1社の主張」ではなく「選択肢の一覧」を求めているからです。ページの完成度を上げても、求められている答えの形が違うかぎり入れ替わりません。

「〇〇 おすすめ」と打つ人が知りたいのは、まず「どんな選択肢があるのか」です。自社サービス1つだけを説明したページは、その問いに対する答えとして構造的に不足しています。文字数を増やしても、図解を足しても、この不足は埋まりません。埋めようとして他社製品を並べ始めた瞬間、それは自社サイトではなく比較メディアを作っていることになります。

もうひとつ効いているのが、書き手の立場です。「おすすめ」を知りたい人は、売り手ではない誰かの整理を求めています。自社が自社を推している文章は、その要求とかみ合いません。これは記事の出来とは別の次元の話で、努力で越えられる差ではない場面が多くあります。

検索している人は、まだあなたの会社を探していない

比較検索の段階にいる人は、候補を3社前後に絞り込む作業をしています。ここで自社が候補に入るかどうかは、検索結果で何位かではなく、その一覧のなかに名前があるかどうかで決まります。順位を上げる努力と、一覧に載る努力は、まったく別の作業です。

そして、候補を絞ったあとの人は「〇〇 おすすめ」とは検索しません。社名やサービス名で検索します。つまり、比較の検索結果は通過点であって、商談が生まれる場所そのものではないということです。ここを取れなかったからといって、商談が取れなくなるわけではありません。

例外が成立するのは、カテゴリ名がまだ固まっていないとき

常に勝てないわけではありません。カテゴリ名そのものが世の中でまだ定着していない場合、比較メディアは記事を作る動機を持ちません。読者が少ないうえに、比較する製品が数えるほどしかないからです。この状態のカテゴリでは、自社サイトの解説記事がそのまま上位を取れることがあります。

同じことは、業界や用途で絞り込んだ検索でも起きます。「〇〇 比較」では勝てなくても、「〇〇 製造業 導入」のように条件がついた検索では、比較メディアの記事が用意されていないことが珍しくありません。勝てる場所は、カテゴリの真ん中ではなく端にあります。

取りにいく検索と、取りにいかない検索を見分ける手順

判断は感覚ではなく、検索結果の上位10件が誰の発信で構成されているかを数えるところから始めます。作りたい記事の一覧を作る前に、この仕分けを済ませてください。

手順はシンプルです。狙っているキーワードを実際に検索し、上位10件を「比較・ランキング記事」「解説記事」「ベンダーの自社ページ」「公的機関・業界団体」の4種類に分類して数えます。1キーワードあたり3分で終わります。この数字が、そのキーワードに自社サイトで挑むかどうかの判断材料になります。

上位10件の構成検索している人が求めているもの自社サイトでの判断
比較・ランキング記事が7件以上選択肢の一覧そのもの取りにいかない。掲載を買うか、別の切り口に資源を回す
解説記事とベンダーページが混在選び方の判断軸取りにいく。判断軸を示す記事で入り込める
ベンダーの自社ページが3件以上特定の解決手段の詳細最優先で取りにいく。商談への距離が近い
公的機関・業界団体が上位制度や定義の確認取れても商談から遠い。後回しでよい
どの層を自社サイトで取りにいくか 比較・ランキングの検索 第三者メディアが占有する 求められる答えの形が違う 判断:自社では取りにいかない 選び方・費用・手順の検索 判断軸を示せば入り込める 実務の深さで差がつく 判断:ここに資源を寄せる 業界・用途で絞った検索 母数は小さいが競合が薄い 商談への距離が最も近い 判断:最優先で押さえる 上を諦めて下2層を取り切るほうが安い
図1:比較検索の階層と、自社サイトで取りにいく範囲の切り分け

この仕分けをすると、たいていの場合、社内で最初に挙がっていたキーワードの半分は「取りにいかない」に落ちます。落ちた分の工数を、下の2層に振り直せるかどうかが分かれ目です。落ちたキーワードを惜しんで両方やろうとすると、どちらも中途半端になります。

上位10件の発信主体を数えるだけで、勝てない検索に記事を投じる事故はほぼ防げます。企画会議の前に必ず済ませてください。

仕分けの結果、比較の層をどうしても押さえたいという結論になったときに初めて、掲載を買うかどうかの検討に入ります。順番を逆にして先に媒体資料を集め始めると、比較の必要がない検索まで買ってしまいます。自社サイトで取れる範囲の整理を先に済ませたい場合は、検索と商談のつなぎ方をご相談ください

比較メディアへの掲載は「枠を買う」判断|掲載料をどう見るか

掲載は広告の一種です。媒体の知名度やリード単価の安さではなく、自社の受注単価から逆算した許容コストに収まるかどうかで決めます。

比較メディアや資料請求サイトの課金形態は、おおむね次の4つに整理できます。同じ「掲載料」という言葉でも、リスクの取り方がまったく違うので、見積もりを並べる前に形態を揃えて比較してください。

課金形態費用の発生の仕方向いている状況注意点
月額掲載型件数に関係なく定額件数が読めていて単価を下げたい反響ゼロの月も同額。初回契約では読みにくい
成果課金型資料請求や問い合わせ1件ごと初回で規模感を確かめたい件数が伸びると総額が跳ねる。上限設定を確認する
記事広告・タイアップ型制作と掲載枠に対して一括認知と信頼の補強が主目的直接の送客は読めない。効果測定が最も難しい
件数保証型保証件数を前提に一括件数の下限を確保したい件数を満たすために質が落ちる場合がある

掲載料は「商談1件あたり」に割り戻して初めて比較できる

媒体側から提示されるのは、たいてい「1リードあたり」の単価です。この数字のままでは判断できません。BtoBでは、資料請求から商談になる割合が媒体によって大きく変わるからです。同じリード単価でも、商談化率が2倍違えば、実質のコストは2倍違います。

やることは単純で、リード単価を想定商談化率で割ります。仮に置いた数字で計算の形だけ示すと、次のようになります。

項目媒体A(仮)媒体B(仮)
リード1件あたりの費用10,000円25,000円
商談化率(想定)3%15%
商談1件あたりの費用約333,000円約167,000円

数字は説明のために置いたものですが、構造としてはこの逆転がしばしば起こります。リード単価だけを見て安いほうを選ぶと、営業の工数を大量に使ったうえで商談が積み上がらない、という結果になりやすいということです。商談化率が事前に分からない場合は、成果課金型で3カ月だけ試して実測してから、月額型に切り替える判断が現実的です。

掲載を検討する前に決めておく2つの数字

1つは、商談1件にいくらまで払えるかです。受注単価と受注率、そして獲得にかけられる期間から逆算します。考え方はBtoB広告のLTVとCACの目安で扱っている投資上限の出し方がそのまま使えます。もう1つは、月に何件の商談を営業が受けきれるかです。この2つが決まっていないと、媒体側の提案を評価する基準を持てません。

逆に言えば、この2つが出せる状態になっていれば、掲載の可否は数分で判断できます。媒体を比べる前に、自社の数字を出すほうが先です。

資料請求型と問い合わせ型では、届くリードの質が変わる

同じ「比較メディア経由のリード」でも、資料請求の一括送信で発生したものと、個別に問い合わせが来たものは別物です。同じ扱いをすると、営業の信頼を失います。

比較メディアの多くは、複数社の資料をまとめて請求できる仕組みを持っています。利用者にとっては便利ですが、送られる側から見ると、自社を名指しで選んだわけではない人が多数含まれます。ここを理解せずに全件をそのまま営業に渡すと、「この媒体のリードは使えない」という評価が定着し、以後の投資判断ができなくなります。

種類検討の段階件数の傾向自社側の扱い
一括資料請求情報収集。候補は未確定多いそのまま架電せず、育成の対象として保持する
個別の資料請求候補として見ている中程度資料の内容に沿った連絡を当日中に入れる
問い合わせ・見積依頼比較の終盤。要件がある少ない最優先で対応する。返信の速度が結果を左右する

実務としては、媒体経由のリードには発生元が分かる項目を必ず付けて取り込み、種類ごとに初動を分けます。一括請求のリードを追いかけ回してもほとんど商談にならず、営業の時間だけが減ります。逆に、問い合わせ型のリードを他と同じ待ち行列に入れてしまうと、比較の終盤にいる相手を取り逃がします。初動の設計は問い合わせ対応スピードの設計で扱っている考え方をそのまま当てはめられます。

資料請求型に出すなら、資料そのものを作り分ける

一括請求で届く相手は、まだカテゴリ全体を理解しようとしている段階です。ここに製品仕様の詳細版を送っても読まれません。比較メディア経由の請求には、カテゴリの選び方と自社が向いている条件を明示した資料を当てるほうが、次の連絡につながります。資料の企画そのものはホワイトペーパーの作り方を参照してください。

ここを作らずに掲載だけ始めると、費用は発生しているのに接点が資料1回で切れます。掲載の可否より先に、送るものが用意できているかを確認してください。

掲載の効果測定が難しい理由と、それでも見る3つの数字

比較メディアの効果は、直接送客・後日の指名検索・比較段階での安心材料の3経路に分かれます。計測できるのは1つ目だけで、残りは近似でしか追えません。

掲載をやめる理由の多くは「効果が分からないから」です。ただ、分からないのは効果がないからではなく、経路のうち2つが自社の計測から外れているからです。この構造を理解しないまま費用対効果を計算すると、掲載は必ず割高に見えます。

掲載の効果は3経路に分かれる 経路A|媒体から直接届く 資料請求や問い合わせが来る 計測:できる 媒体側の数字と自社側を突合 経路B|後日の指名検索 媒体で知り、後で社名で探す 計測:切れる 掲載前後の指名検索数で近似 経路C|比較段階の安心材料 載っている事実が候補入りを助ける 計測:できない 商談での聞き取りで拾う BとCを捨てて計算すると必ず割高に見える
図2:掲載効果の3経路と、それぞれの計測のしかた

そのうえで、実務で追える数字は次の3つです。1つ目は媒体経由リードの商談化率。件数ではなく商談になった割合を見ます。2つ目は、掲載開始の前後で自社名・サービス名での検索数がどう動いたか。月次で並べれば傾向は読めます。3つ目は、商談のなかで「どこで知ったか」を聞き取った結果です。営業側にひと言の質問を足すだけで、経路Cの手がかりが集まります。

掲載経由のリードにだけ有利な計測ルールを当てると判断がゆがみます。他チャネルと同じ定義の商談化率で並べてください。

計測の設計そのものが整っていない状態で掲載を始めると、やめる判断も続ける判断もできなくなります。チャネルをまたいで数字を揃える手順はBtoBマーケの効果測定にまとめています。

3カ月で切らない、12カ月で漫然と続けない

BtoBの検討期間を考えると、掲載開始から3カ月で判断するのは早すぎます。一方で、数字を見ないまま1年続けるのは、もっと悪い選択です。契約時点で「6カ月後に商談化率と指名検索の推移で見直す」と決め、その時点のデータで判断する。これだけで、惰性の継続と早すぎる撤退の両方を避けられます。

掲載しないで戦う|比較される前に思い出される状態を作る

比較の土俵で1位を取るより、比較が始まる前に候補として名前が挙がる状態を作るほうが、結果的に安く済みます。掲載しない選択にも、やるべきことは明確にあります。

比較検索の上位を諦めるということは、その手前と先を取りにいくということです。手前とは、まだ製品カテゴリを知らず、課題の言葉で検索している段階。先とは、導入を決めたあとの運用や社内展開で悩んでいる段階です。どちらも比較メディアが手薄で、しかも自社の実務知見がそのまま差になります。

比較軸をずらした自社コンテンツを作る

「〇〇 おすすめ」で勝てなくても、「〇〇 失敗」「〇〇 やめた理由」「〇〇 内製と外注」といった検索では、一覧形式のページは答えになりません。ここは判断の記事が求められる領域で、実務をやっている側が明確に有利です。どの軸なら勝てるかを決める作業は、競合の得意領域を外す作業でもあります。競合調査のやり方で扱っている、失注データから戦う場所を決める手順が使えます。

注意したいのは、自社サイトのなかに他社を並べた比較表を作ることです。自社が1位になる比較表は読み手にすぐ見抜かれ、信頼を落とします。他社に触れるなら、優劣ではなく「どういう条件のときにどちらの型が向くか」という書き方に限定してください。自社が向かない条件を明示できると、かえって信頼されます。訴求の組み立て方はBtoBの訴求設計を参照してください。

指名検索を増やす打ち手を、検索の外に置く

指名検索は、検索エンジンの中の施策では増えません。増えるのは、検索の外で名前に触れた人が増えたときです。ウェビナーへの登壇、業界イベントでの発表、既存顧客との共同発信、実名の導入事例。どれも即効性はありませんが、比較の検索結果を買い続けるより長持ちします。

効果の確認は、自社名やサービス名を含む検索の表示回数を月次で並べるだけで足ります。施策を打った月とその翌月に動きが出ているかを見れば、何が効いているかの見当はつきます。チャネル全体のなかでどこに配分するかは、BtoBリード獲得施策一覧の優先順位の考え方と合わせて決めてください。

レビューサイトでの評価を積む

比較メディアのなかには、掲載企業の情報だけでなく利用者の評価を集めているものがあります。ここでの評価は、掲載枠を買うのとは別の資産になります。既存顧客に依頼して評価を積んでいく作業は地道ですが、比較段階の相手に効く材料としては費用対効果が高い部類です。集め方と経由リードの扱いはBtoBレビューサイトの活用で具体的に扱っています。

ここまでを整理すると、掲載しない選択は「何もしない」ではありません。比較の一段手前と一段先を自社で取り、指名検索と評価を外側から積む、という別の作業に置き換えるということです。自社の状況でどちらが安いかを判断したい場合は、現状の検索結果を見ながら整理しませんか

比較サイトの掲載情報が古いままだと、生成AIの回答にその内容がそのまま現れることがあります。確認と対処の手順はAIの回答に古い掲載情報が残っていないか確認する方法にまとめました。

掲載を買わずに比較検討層と接点を持つなら、比較の材料を自社サイト側に持つ選択肢があります。3つの型と競合名の扱いは自社サイトに置く比較コンテンツの作り方で整理しています。

掲載を決めたら、自社側に先に用意しておくもの

掲載開始と同時に、リードは自社サイトのどこかに着地します。着地先が整っていない状態で始めると、費用だけ払って取りこぼす期間が生まれます。

比較メディアで自社を知った人は、そのまま資料請求をする場合もあれば、社名で検索して自社サイトを見にくる場合もあります。後者のほうが購買の意思決定に近く、しかも自社側で用意できる部分です。掲載の契約を結ぶ前に、次の3つを確認してください。

価格の手がかりを置く

比較段階の相手が最初に探すのは価格です。ここで何も分からないと、比較表の情報だけで判断されるか、候補から外れます。金額を出せない商材でも、費用の構成要素や規模ごとの目安を示すことはできます。出す・出さないの判断と見せ方はBtoBの料金ページで整理しています。

自社に近い事例を1本用意する

比較メディアの掲載情報は、どの企業もフォーマットが揃っているため差がつきません。差がつくのは、そこから自社サイトに来た人が「うちと同じような会社が使っている」と確認できるかどうかです。業種か規模のどちらかが近い事例が1本あるだけで、比較段階での通過率が変わります。依頼の通し方と匿名での作り方はBtoB導入事例の作り方にまとめています。

初動の担当と時間を先に決める

成果課金型で掲載している場合、対応が遅れても費用は発生しています。誰が、何時間以内に、どの種類のリードに連絡するか。この取り決めを掲載開始日より前に決めておいてください。開始してから決めようとすると、最初の1カ月分がほぼ無駄になります。

受け皿と初動を用意してから掲載を始めるだけで、同じ掲載料から得られる商談数は変わります。順番を逆にしないでください。

掲載しない判断をすべきケース

比較メディアへの掲載が向かない状況ははっきりしています。当てはまるなら、その予算は別の場所に置いたほうが確実です。

1つ目は、受注単価と商談化率から逆算した許容コストに、どうしても収まらない場合です。年間契約額が小さく、しかも継続期間が読めない商材では、比較メディア経由の商談単価が合わないことがあります。この場合は掲載ではなく、既存顧客からの紹介や、単価の高い層に絞った接点づくりに回すほうが理にかないます。

2つ目は、そもそも自社が入るカテゴリが媒体側に存在しない場合です。近いカテゴリに無理やり入れてもらうと、比較の文脈が合わない相手からの問い合わせばかりが届きます。件数は出ても商談にならないパターンで、しかも営業からの信頼を先に失います。

3つ目は、営業側が月に何件受けられるかを答えられない場合です。受け皿の容量が分からない状態で流入だけ増やすと、対応の遅れでリードが死にます。掲載よりも、いまあるリードの処理を整えるほうが先です。

4つ目は、掲載の目的が「競合が載っているから」だけの場合です。競合が載っている事実は、その媒体が自社に合う根拠にはなりません。自社の商談がどこから生まれているかを確認せずに横並びで決めると、毎年の更新を惰性で続けることになります。掲載を含めた投資判断を一度整理したい場合は、商談から逆算した配分をご相談ください

まとめ

「〇〇 おすすめ」「〇〇 比較」の検索結果が第三者メディアで埋まっているのは、記事の質の問題ではなく、求められている答えの形が自社サイトと違うからです。まずやるべきことは、上位10件の発信主体を数えて、取りにいく検索と取りにいかない検索を仕分けることです。ここで落ちたキーワードに記事を投じ続けるのが、いちばん高くつきます。

比較の層をどうしても押さえるなら、掲載は枠を買う広告として判断します。リード単価ではなく商談1件あたりに割り戻し、許容コストに収まるかで決める。資料請求型と問い合わせ型で初動を分け、受け皿ページと対応体制を掲載開始より前に用意する。効果は3経路に分かれ、直接送客しか計測できないことを前提に、6カ月後の見直し時点を先に決めておく。ここまでが、掲載を選ぶ場合の最低限です。

そして、掲載しない選択も同じくらい有効です。比較の一段手前と一段先を自社コンテンツで取り、指名検索とレビューの評価を検索の外から積む。比較の土俵で1位を取るより、比較が始まる前に思い出される状態を作るほうが、多くの場合は安く、長持ちします。どちらを選ぶかは、自社の受注単価と営業の受け皿容量を見れば決まります。数字を出さないまま雰囲気で決めることだけは避けてください。

無料相談

比較メディアに掲載すべきか、自社で別の場所を取るかを一緒に判断しませんか

Ampelは外部CMOとして、狙っている検索の仕分け、掲載の可否を決める数字(許容商談単価と受け皿容量)の算出、掲載する場合の受け皿ページと初動設計、掲載しない場合の自社コンテンツと指名検索の組み立てまでを、社内で回せる形に整えるところまで伴走します。現在検討中の媒体と自社の受注単価をお聞かせいただければ、まず買うべきかどうかの見立てからお伝えします。

よくある質問

比較サイトに掲載すると、自社サイトの検索評価にも効果がありますか
掲載によって外部からのリンクが増えることはありますが、それを目的に掲載を判断すべきではありません。掲載の価値は、比較段階の相手の候補リストに自社が入ることと、その結果として社名での検索が増えることにあります。自社サイトの評価を上げたいのであれば、掲載費よりも、勝てる検索に向けた記事に同じ金額を使うほうが確実です。
掲載料の相場はどのくらいですか
媒体の規模と課金形態で幅が大きく、相場という言い方があまり機能しません。判断すべきは金額の絶対値ではなく、商談1件あたりに割り戻した費用が自社の許容範囲に収まるかどうかです。同じ月額でも、商談化率が3倍違えば実質のコストは3分の1になります。見積もりを比べる前に、自社の受注単価から許容商談単価を出してください。
複数の比較メディアに同時に掲載すべきですか
最初は1媒体に絞ることをおすすめします。同時に始めると、どの媒体のリードがどう動いたかの比較ができず、次の更新で判断材料を持てません。1媒体で3〜6カ月運用し、商談化率と初動対応の実態をつかんでから、2媒体目を検討する順番が現実的です。営業側の処理能力にも上限があります。
掲載をやめると、獲得していたリードはゼロに戻りますか
直接の送客はほぼ止まります。ただし、掲載期間中に名前を覚えた層からの指名検索は、しばらく残ります。やめる判断をする際は、掲載経由の商談だけでなく、指名検索の推移も同時に見てください。両方が落ちるなら掲載が効いていたと判断でき、指名検索が維持されるなら、その分の予算を別の接点に回せます。
自社で比較記事を書けば、掲載しなくてもよいのではないですか
自社サイト内で他社と自社を並べた比較記事は、売り手の立場が明らかなため、比較段階の読者にはほとんど効きません。書くなら、優劣を決める形式ではなく「どういう条件のときにどの型が向くか」という判断軸の記事にしてください。この形であれば自社サイトでも上位を取れる余地があり、比較の一段手前にいる読者を拾えます。

BtoBマーケティングの戦略設計から施策実行、運用定着までを一気通貫で支援します。