競合比較コンテンツの作り方|自社サイトに置く3つの型と競合名の扱い

「他社と比べてどうなんですか」。商談の後半で必ず出てくるこの質問に、営業がその場のトークで対応している会社は多いはずです。一方でウェブ上では、自社が関与していない第三者の比較記事が、自社のサービスを勝手に要約して並べています。買い手はそれを読んでから商談に来ます。

比較されるかどうかは選べませんが、比較の材料を誰が用意するかは選べます。自社サイトに比較コンテンツを持つというのは、その材料の一部を自分の手元に置くという判断です。ただし作れば良いというものではなく、更新できない比較表は時間が経つほど信用を削ります。

この記事は、BtoB企業のマーケティング責任者や、営業と兼務で情報発信を回している方に向けて、自社サイトに置く比較コンテンツの判断と作り方を扱います。第三者の比較メディアへの掲載可否は別の判断なので、そちらは該当記事に譲ります。

買い手は必ず比較する|問題は誰が用意した比較表を読むか

比較コンテンツを作るかどうかの出発点は、SEOの機会ではなく「買い手が比較する場所に自社の言い分が置かれているか」です。

BtoBの購買では、担当者が一人で決めることはほとんどありません。稟議に上げるには「なぜ他社ではなくここなのか」を、担当者が自分の言葉で説明できる状態にする必要があります。このとき担当者が参照するのは、営業から聞いた話と、検索して見つけた比較記事の両方です。前者は記憶に頼るので曖昧になり、社内で説明するときには後者の枠組みに引きずられます。

その比較記事の多くは、第三者のメディアが作っています。掲載の仕方によっては、自社の強みが最も見えにくい項目で並べられていたり、数年前の仕様のまま放置されていたりします。悪意があるわけではなく、他社のサービスを正確に追い続けるのは、そのメディアにとっても手に余る作業だからです。

近年はここに、AIに直接聞くという経路が加わりました。買い手が「A社とB社の違いは」と質問すると、公開されている情報をもとに要約が返ってきます。どのサービスがどう扱われるかは各サービスの内部処理に依存し、外から断定はできません。ただ、確実に言えることが一つあります。自社サイトのどこにも自社と他の選択肢を並べた説明がなければ、要約の材料は第三者の記述しか残らないということです。AI検索が購買行動に与える影響を踏まえるなら、比較の言語化は「対策」ではなく、営業が口頭でやっていたことを文章にする作業だと考えたほうが正確です。

比較コンテンツを作った結果としてAIの引用が増えたかどうかは、外から安定して観測できません。効果を語るなら、商談で比較質問に費やす時間が減ったか、稟議資料に自社の比較軸が使われたかという、社内で確認できる変化で見てください。

自社で比較コンテンツを持つべき場合と、持たないほうがいい場合

比較コンテンツは「作れる会社」より「更新し続けられる会社」だけが持つべきです。

先に、やらない判断から書きます。次のいずれかに当てはまるなら、比較コンテンツは作らないほうが安全です。

一つ目は、更新の担当と頻度を決められない場合です。他社の価格も機能も勝手に変わります。3年前の情報のまま残っている比較表を見つけた買い手は、比較表の間違いを指摘するのではなく、この会社の情報は当てにならないと判断して静かに離脱します。二つ目は、自社の訴求がまだ固まっていない場合です。何を強みとして戦うかが決まっていない状態で比較表を作ると、項目の選び方が場当たりになり、社内でも合意できません。この場合は先に訴求設計を済ませてください。三つ目は、競合との差が本当に小さく、価格でしか差が出ない場合です。比較表は価格の安さを際立たせる装置になり、値引き交渉の材料を自分で配ることになります。

逆に、持つ価値が高いのは次のような状況です。商談で毎回同じ比較質問が出る。カテゴリ自体が新しく、買い手がそもそも「何と比べればいいのか」を分かっていない。既存の第三者比較記事に自社が載っていない、または載り方が実態と違う。そして、自社が明確に向いている顧客像と、向いていない顧客像を言葉にできる。この4つのうち2つ以上が当てはまるなら、作る価値があります。

判断の材料は憶測ではなく競合調査と失注データから取ります。どの競合とどの局面で並べられているのかが分からないまま比較表を作ると、実際には競合していない相手と並べて、買い手の関心のない項目を比べることになります。

比較コンテンツの3つの型|BtoBで最も効くのは代替手段との比較

比較コンテンツには3つの型があり、多くの会社が型①ばかり考えて、最も効く型②を作っていません。

比較の対象は競合他社だけではありません。買い手が「これを買わない場合に取る行動」まで含めて考えると、比較コンテンツは3つに分かれます。

比較コンテンツの3つの型 型① 競合との比較 他社名を出して同じ項目で並べる 効果は大きいが、更新負荷と 表現リスクが最も高い 型② 代替手段との比較 内製する・何もしない・別カテゴリ で代用する、との比較 BtoBで最も書きやすく、最も効く 他社名を出さないので摩擦が小さい 型③ 自社プラン間の比較 どのプランを選ぶかの判断を助ける 情報は全部自社にあるので、 更新は最も確実に回せる 着手順は ②→③→① が現実的。 ①は運用体制ができてから。
図1:比較コンテンツの3つの型と着手順

型①は競合他社との比較です。検索されやすく効果も大きい一方、後述するとおり更新負荷と表現上のリスクが最も高い型です。型③は自社プラン間の比較で、情報がすべて自社にあるため運用は確実に回りますが、すでに自社を候補に入れている人しか読みません。料金ページの一部として設計するのが自然です。

そして型②が、代替手段との比較です。BtoBの商談で最も多い失注理由は、他社に負けたことではなく「今は決めない」「自分たちでやることにした」です。つまり最大の競合は他社ではなく、内製と現状維持です。ここを扱う比較コンテンツは、他社名を出さないので摩擦がなく、情報の鮮度も自社の判断で保てて、しかも買い手が実際に迷っている論点に当たります。この記事が型②を軸に置く理由はここにあります。

他社と比べる前に、買わない場合の選択肢と比べてください。BtoBの比較検討で最も強い競合は、他社ではなく内製と現状維持です。

型②の作り方|内製する・何もしない・別カテゴリで代用する

代替手段との比較は、3つの代替を分けて、それぞれの本音に対して事実で答える形で書きます。

代替手段は一括りにせず、少なくとも3つに分けます。買い手が言っている言葉は同じでも、裏にある懸念がまったく違うためです。

代替手段買い手の本音記事で提示するものやってはいけない書き方
自分たちで内製する外注するほどの難易度なのか判断できない内製した場合に必要な工数・スキル・立ち上げ期間の内訳「素人には無理」と難しさを煽る
今は何もしない優先順位が上がらない。放置のコストが見えていない先送りした場合に何が積み上がるかを時間軸で示す根拠のない損失額を提示する
別カテゴリの手段で代用する既に持っているツールや施策で足りるかもしれない代用が成立する条件と、成立しなくなる境目代用手段を機能不足だと断じる

書き方の芯は「代替手段を否定しない」ことです。内製との比較なら、内製で十分に回るケースを先に、具体的に書きます。担当者が1名専任で置ける、既存の業務プロセスが整理されている、といった条件を挙げたうえで、その条件が崩れる場面を書く。読み手は、否定されていないと感じたときに初めて、こちらの提示する条件を自分の状況に当てはめて考え始めます。

先送りとの比較では、数字の扱いに注意が必要です。「1か月遅らせると◯◯万円の損失」という計算は、前提を置けば作れますが、その前提を読み手が共有していなければ誇張にしか見えません。金額に変換せず、「半年後に着手した場合、データが溜まっていないので最初の3か月は判断材料が取れない」といった、時間と手順の話に落としたほうが伝わります。

この型は自社の実務経験がそのまま材料になります。実際に内製で立ち上げた顧客、途中で外部に切り替えた顧客の経緯を、匿名化して置くだけで説得力が変わります。作り方は導入事例の記事を参照してください。

競合名を出すかどうかの判断と、出す場合の4原則

競合名を出すのは、公開情報だけで書けて、四半期ごとに見直す担当が決まっている場合に限ります。

「◯◯と△△の違い」という検索は確実に存在し、そこに自社の記事を置ければ、検討の早い段階で接点が持てます。一方で、他社名を出した記事は自社の管理外の事実に依存します。相手が価格を変えれば、その日から自社の記事は誤情報になります。判断は感覚ではなく、条件で決めてください。

競合名を出すかの判断 出す前に確認する4項目 ① 全項目を公開情報だけで確認できる ② 優劣ではなく向き不向きで書ける ③ 自社が負ける項目も書く覚悟がある ④ 四半期ごとに見直す担当がいる 4つすべて満たす場合だけ名前を出す 根拠のURLと確認日を記事内に残す 1つでも欠けるなら名指ししない 判断軸を示す「選び方」型に切り替える
図2:競合名を出すかどうかの4条件

出すと決めた場合、書き方には4つの原則があります。

第一に、事実に基づき、公開情報に限ること。営業が商談で聞いてきた他社の見積額や、退職者から聞いた社内事情は使えません。使えるのは、相手の公式サイト、公開されている料金表、公式ドキュメント、有価証券報告書などの一次情報だけです。

第二に、優劣ではなく向き不向きで書くこと。「A社は劣っている」ではなく「A社は◯◯の体制がある企業に向いており、自社は△△の体制の企業に向いている」と書きます。これは表現を和らげるためではありません。BtoBの購買では、読み手は自分の状況に当てはめて読むので、向き不向きの形で書いたほうが実際に判断の役に立ちます。

第三に、比較の方法を公正に保つこと。自社だけ初期費用込みの価格で、他社は本体価格だけを載せる、といった揃え方の不一致は、意図がなくても不誠実に見えます。単位・条件・時点を揃えることが、比較表の最低条件です。

第四に、古い情報を放置しないこと。他社の情報を載せた瞬間から、その記事は時限式になります。運用の話は後の章で扱います。

法的な観点も無視できません。消費者庁が公表している「比較広告に関する景品表示法上の考え方」では、比較広告が問題とならないために、主張する内容が客観的に実証されていること、実証されている数値や事実を正確かつ適正に引用すること、比較の方法が公正であること、といった点が挙げられています。加えて、事実と異なる内容で他社の信用を害する記述には別のリスクもあります。ここでの記述は法的助言ではありません。他社名を出した比較を公開する前に、内容と表現を法務または弁護士に確認したうえで進めてください。とくに「No.1」「業界最安」といった最上級の表現は、根拠の要件が厳しくなるため、比較表では使わないほうが無難です。

なお、他社名を出した記事は公開前に一度確認して終わりにはできません。相手の料金改定や機能追加のたびに、確認の要否が発生します。この負荷を引き受けられないなら、名指しはしないという選択が正解です。

他社名を出さずに比較検討層と接点を持つ方法として、第三者の比較メディアへの掲載という選択肢もあります。枠を買う判断になるため考え方が異なります。詳しくは比較サイト掲載の判断レビューサイトの活用を参照してください。

負ける項目を書く|全項目で勝っている比較表は読まれない

自社が全項目で優位に見える比較表は、読み手に「自社に都合よく作られた表」と即座に見抜かれます。

比較表を社内で作ると、ほぼ確実に自社が全勝する表になります。項目を選ぶ人が自社の人間なので、自社が勝てる項目だけが残るからです。ところが読み手は、比較表を読むときに「この表は誰が作ったか」を意識しています。全勝の表を見た瞬間に、書かれている内容の検証ではなく、書き手の姿勢の評価に切り替わります。

だから、負ける項目を意図的に入れます。ただし何を負けにしてもいいわけではありません。選び方には順序があります。

最も良いのは、自社が向いていない顧客像に直結する項目です。たとえば大規模組織向けの高度な権限管理が薄い、多言語対応がない、といった項目は、そもそもその要件を持つ会社が自社の顧客ではないなら、正直に書いても失注は増えません。むしろ、要件が合わない見込み客が早めに離脱することで、営業の時間が空きます。次に良いのは、事実として明確に劣っており、隠しても商談で必ず露見する項目です。商談の3回目で発覚するくらいなら、記事で先に開示したほうが信頼を得られます。

逆に、書かないほうがいい負けもあります。現在は劣っているが、開発ロードマップで数か月以内に解消される項目です。この場合は「現時点では対応していないが、◯年◯月時点で開発を進めている」と時点を明記して書くか、そもそも項目に入れないかのどちらかにします。中途半端に「今後対応予定」とだけ書くのが最も曖昧です。

負ける項目を書けるかどうかは、事実上、自社の訴求が固まっているかのテストになっています。誰に向いていないかを言えない会社は、誰に向いているかも言えていません。

比較の全体像を営業と共有したうえで整えたい場合は、比較コンテンツの設計についてご相談ください

「選び方」型コンテンツ|名指しせずに判断軸を提示する

競合名を出さずに比較検討層に届く方法が「選び方」型で、多くのBtoB企業にとってはこちらが本命です。

「◯◯の選び方」「◯◯ 比較 ポイント」といった検索は、特定の製品名を知る前の段階で発生します。ここで求められているのは他社の評価ではなく、そもそも何を基準に選べばいいのかという判断の枠組みです。誰も名指ししないので更新負荷が低く、リスクもありません。

作り方の要点は、判断軸の設計にあります。5つから7つの軸を提示し、そのうち1つか2つは自社が明確に強い軸を含めます。ここで重要なのは、自社が強い軸を「最も重要な軸」として押し出さないことです。押し出した瞬間に、読み手はこの記事が誰かの営業資料だと気づきます。代わりに、それぞれの軸が重要になる条件を書きます。「導入後の運用を社内で回す前提なら、初期設定の代行範囲より管理画面の分かりやすさが効く」といった形です。読み手が自分の条件を当てはめた結果として、自社が有利な軸に重みが乗るように設計します。

軸そのものは、想像で作らないでください。過去の受注案件と失注案件で、実際に判断の分かれ目になった項目を洗い出します。営業資料で説明している内容や、商談で繰り返し聞かれる質問がそのまま軸になります。

さらに、選び方の記事は「選ばないほうがいいケース」を書けると強くなります。カテゴリ自体を導入すべきでない状況を提示すると、記事全体の信頼が上がり、結果として残った読み手の質が上がります。この構造はAI検索を意識したコンテンツ設計とも相性が良く、条件と結論が明示された文章は、人にとっても機械にとっても要約しやすくなります。ただし、機械可読性が上がることと引用されることは別の話なので、そこは分けて考えてください。

情報の鮮度を保つ運用|更新できないなら作らない

比較コンテンツは公開日ではなく最終確認日で管理し、更新のトリガーを事前に決めます。

比較コンテンツの最大の失敗は、内容が薄いことではなく、古いことです。しかも古さは自然に発生します。放置しない仕組みを、公開前に決めておきます。

定期確認の頻度臨時更新のトリガー主担当
型① 競合との比較四半期に1回他社の料金改定・機能発表・商談での指摘マーケ(営業が起票)
型② 代替手段との比較半年に1回失注理由の構成比が変わったときマーケ
型③ 自社プラン間の比較改定のつど自社の価格・プラン変更マーケ(事業側が起票)

実務で効くのは、確認日を記事内に明示することです。「◯年◯月時点の公開情報に基づく」と書くだけで、読み手はその情報をどこまで信用すべきか判断できます。書いていない記事より、古いと分かる記事のほうが誠実に見えます。

もう一つ、営業から更新を起票する経路を作ってください。他社の変更に最初に気づくのは、ほぼ必ず商談の現場です。商談で「その情報は古いですよ」と言われたら、その場でマーケに連絡が飛ぶ導線があるだけで、鮮度の管理は現実的になります。逆に、マーケが定期的に他社サイトを巡回するだけの運用は、担当者が変わった時点で止まります。

更新の判断基準そのものは、通常の記事更新と共通する部分があります。対象の選び方と手の入れ方は記事リライトの判断基準で整理しています。また比較コンテンツは単体で置くと孤立しやすいので、選び方の記事から各比較記事へ、比較記事から料金ページや事例へと導線を作ります。設計は内部リンク設計のとおりです。

更新の担当と頻度を決められないなら、比較コンテンツは作らない判断が正解です。作らないことによる損失より、古い比較表が信用を削る損失のほうが大きくなります。

営業での使い方|商談で聞かれる比較質問を先に潰す

比較コンテンツの価値は検索流入ではなく、商談で同じ説明を繰り返さなくてよくなることに現れます。

比較コンテンツを作ったら、公開して終わりにせず、営業のプロセスに組み込みます。使い方は大きく3つあります。

一つ目は、商談前の送付です。初回商談の日程が決まった時点で、選び方の記事と代替手段との比較記事を案内しておきます。商談の冒頭で毎回説明していた前提部分が省け、その分を相手の状況を聞く時間に回せます。二つ目は、商談中の参照です。比較質問が出たときに口頭で答えるだけでなく、その場で記事のURLを共有します。あとで社内に共有される資料として残るので、担当者が稟議で使えます。三つ目は、商談後の材料です。決裁者が同席していなかった案件では、担当者が持ち帰って説明することになります。このとき、担当者が読み上げられる形の文章が手元にあるかどうかで、社内での通り方が変わります。

そして、効果を確認する経路もここにあります。引用回数や検索順位ではなく、商談で比較質問に使う時間、比較記事を共有した案件とそうでない案件の進行の差、失注理由に「他社と比較して」が現れる頻度を見てください。数としては小さくても、営業に聞けば確実に分かります。効果測定の設計と同じ考え方で、施策の出力ではなく商談での変化を指標に置きます。

営業とマーケの間で比較の言い分がずれていると、この使い方は成立しません。作った比較表は必ず営業に見せ、事実誤認と、現場で使いにくい表現を潰してから公開してください。比較コンテンツと営業の接続についてはこちらから相談できます

まとめ

比較されることは避けられないので、比較の材料をどこまで自社で持つかを決めます。

買い手は必ず比較しますし、AIに聞いても比較されます。自社サイトに比較コンテンツがなければ、材料は第三者の記述だけになります。ただし、作れば良いというものではありません。更新の担当と頻度を決められないなら、作らない判断のほうが安全です。

着手の順番は、代替手段との比較、自社プラン間の比較、競合との比較の順です。BtoBの最大の競合は他社ではなく内製と現状維持なので、代替手段との比較が最も書きやすく、最も効きます。競合名を出すのは、公開情報だけで書けて、優劣ではなく向き不向きで書けて、負ける項目も書けて、四半期ごとに見直す担当がいる場合に限ります。表現は法務の確認を通してください。

そして、作った比較コンテンツは営業のプロセスに組み込みます。成果は検索順位ではなく、商談で同じ説明を繰り返さなくなったか、稟議で自社の比較軸が使われたかで判断してください。

無料相談

比較コンテンツを作るべきか、作らないべきかから相談できます

どの型から着手するか、競合名を出すべきか、更新をどう回すか。自社の失注データと商談の内容をもとに、優先順位を一緒に整理します。外部CMOとして、営業への接続まで含めて設計を支援します。

よくある質問

比較表に競合名を出すのは法的に問題ありませんか
他社名を挙げた比較そのものが禁じられているわけではありません。消費者庁が公表している「比較広告に関する景品表示法上の考え方」では、主張が客観的に実証されていること、数値や事実を正確かつ適正に引用すること、比較の方法が公正であることといった点が挙げられています。ここでの記述は法的助言ではないため、公開前に必ず法務または弁護士に内容と表現を確認してください。
自社が負ける項目を書くと失注が増えませんか
選び方によります。自社が向いていない顧客像に直結する項目であれば、そもそも受注しても成果が出にくい相手が早く離脱するだけで、営業の時間が空きます。逆に、主戦場の顧客が重視する項目で負けている場合は、比較表に載せる前に、その項目を改善するか、比較の軸自体を見直すかの判断が先です。
第三者の比較サイトに掲載するのと、自社で比較記事を持つのはどちらを優先すべきですか
目的が違うので、どちらかを選ぶ関係ではありません。第三者メディアは枠を買って接点を作る施策で、費用と商談単価で判断します。自社の比較コンテンツは、営業が口頭で説明していた内容を資産化する施策で、更新体制で判断します。着手しやすいのは自社側で、まずは代替手段との比較から始めるのが現実的です。
「◯◯と△△の違い」という記事は、自社が両方を扱っていない場合でも作れますか
作れますが、自社が第三者として中立に書けるかどうかを先に確認してください。自社が片方の当事者である以上、完全な中立は成立しません。それでも書く場合は、自社の立場を記事内で明示したうえで、公開情報だけを使い、向き不向きの形で書きます。明示しないまま中立を装うのが最も信頼を失う書き方です。
比較コンテンツの効果はどう測ればいいですか
検索順位や引用のされ方は外から安定して観測できないため、主指標には向きません。商談で比較質問に費やす時間の変化、比較記事を共有した案件の進行の差、失注理由の内訳の変化といった、社内で確認できる変化を見てください。営業へのヒアリングで十分に判断できます。

BtoBマーケティングの戦略設計から施策実行、運用定着までを一気通貫で支援します。