HubSpotのセグメント(旧リスト)の作り方|アクティブと静的の違い、条件の組み方と配信・ワークフロー・広告での使い分け

HubSpotの無料ツールで作れるアクティブセグメントは10件まで、Marketing Hub Starterでも50件までです(2026年9月時点の製品・サービスカタログ)。導入直後に展示会ごと、メルマガの号ごとにアクティブで作っていくと、半年ほどで上限に近づき、どのセグメントを消してよいのか誰も判断できなくなります。

HubSpotのセグメントは、送りたい相手から作るより先に、送ってはいけない相手と商談中の相手を外すセグメントから作り、アクティブにするか静的にするかは、条件を外れた人を外したいかどうかで決めると、配信・ワークフロー・広告のどこで使っても同じ除外が働き、数も増えすぎません。

HubSpotを入れてメール配信やワークフローを始めたばかりなら、作る順番は、除外したい相手をプロパティの条件で書けるかどうかと、契約しているプランで使える条件の範囲が分かれ目です。業種や役職で細かく分けるセグメントは、配信数が少ないうちは作らないほうが管理が軽くなる場合があり、その判断も同じ2つから出せます。

HubSpotのセグメントは、旧リストと同じ仕組みでレコードを束ねる機能

HubSpotのセグメントとは、コンタクトや会社などのレコードを、条件か手作業でひとまとまりにして、メール・ワークフロー・広告・レポートで使えるようにする機能です。以前「リスト」と呼ばれていたものが名前を変えたもので、アクティブと静的の2種類がある点も同じです。

HubSpotの画面では、「リスト」の表記が「セグメント」に変わっています。ナビゲーションは「CRM」の中の「セグメント(リスト)」で、公式ヘルプのURLやAPIには今もlistsの語が残っています。社内の手順書やマニュアルに「リスト」と書かれていても、指しているものは同じです。以前の「アクティブリスト」「静的リスト」は、そのまま「アクティブセグメント」「静的セグメント」になっています。

セグメントの対象にできるのは、コンタクトだけではありません。会社や取引など、束ねたいレコードのオブジェクトを最初に選びます。ただし、マーケティングメールの送信先にできるのはコンタクトのセグメントだけで、広告のオーディエンスにできるのはコンタクトと会社のセグメントです。取引のセグメントは、主にワークフローやレポートの対象を絞るために使います。

似た機能に、レコード一覧の画面で保存する「保存済みビュー」があります。保存済みビューはプロパティの値だけで絞り込み、一覧を見て一括で操作するための機能です。セグメントは、プロパティに加えて、ページの閲覧、フォーム送信、メールの反応、ほかのセグメントへの所属といったイベントでも絞り込め、ほかのツールから呼び出せます。営業が毎朝見る「自分の担当で次回連絡日が過ぎた会社」の一覧なら保存済みビューで足ります。配信やワークフローに渡す集団はセグメントで作ります。

アクティブ(動的)と静的は、条件を外れた人を外したいかで選ぶ

アクティブセグメントは条件を満たした時点で入り、満たさなくなった時点で抜けます。静的セグメントは保存した時点で条件を満たしていた相手を固定し、その後は手で出し入れします。

観点アクティブセグメント(旧:動的リスト)静的セグメント(旧:静的リスト)
メンバーの変わり方条件を満たすと自動で入り、満たさなくなると自動で抜ける保存した時点のメンバーで固定。新しく条件を満たした人は入らない
手作業での追加・削除できないできる(レコード画面、一覧画面、インポート、ワークフローから)
向く用途定期のメルマガ、ライフサイクルステージ別の配信、除外用、ワークフローの登録条件1回きりの告知、展示会やウェビナーの参加者、手で選んだ相手をワークフローに入れるとき
上限の消費アクティブの枠を使う。無料とStarterでは枠が小さい静的の枠を使う。無料とStarterでも1,000件まで

迷ったときは、条件を外れた人が入ったままだと困るかどうかで決めます。たとえば「商談中の相手」を配信から外すセグメントは、取引が失注や受注になった人が抜けないと、いつまでもナーチャリングのメールが止まったままになるため、アクティブにします。一方、「10月の展示会で名刺交換した人」は、あとから条件が変わっても展示会に来た事実は変わらないため、静的で足ります。

アクティブか静的かの決め方 Q1 入れる相手を条件で書けるか 業種・フォーム送信・ステージなど いいえ はい 静的セグメント 手で選ぶ・インポート した相手を残す Q2 条件を外れた人を外したいか ステージが変わった・受注した など はい いいえ アクティブ 条件で自動的に 出入りする 静的セグメント 保存した時点の 相手を固定する 期間限定のアクティブは、終了後に 静的へ自動変換する設定を使う
図1:アクティブと静的の選び方

種類はあとから変えられます。アクティブのセグメントは「アクション」から静的に変換でき、「設定」タブで、特定の日や、一定期間使われなかったあとに静的へ自動変換するよう指定できます。静的からアクティブへの変換は、そのセグメントにフィルターが入っている場合に限られます。キャンペーン期間だけ動かしたいセグメントは、作るときに終了日で静的へ変わるよう設定しておくと、アクティブの枠が空きます。

セグメントの作り方|条件の組み方、AND/ORと関連オブジェクトの条件

セグメントは「CRM」の「セグメント(リスト)」から作り、フィルターとフィルターグループの組み合わせで条件を書きます。関連付けた会社や取引の条件を使うときは、関連レコードのどれか1つが満たせばよいのか、すべてが満たす必要があるのかを必ず選び直します。

作成の手順

  1. 「CRM」から「セグメント(リスト)」を開き、「セグメントを作成」をクリックして「手動」を選びます。自然文で条件を指示したい場合は「AIから開始」も選べます。
  2. 束ねたいレコードのオブジェクト(コンタクト、会社など)を選び、「次へ」に進みます。
  3. 名前を付け、必要ならフォルダーを指定します。
  4. 「+ フィルターを追加」で条件を入れ、別の条件のまとまりが必要なら「+フィルターグループを追加」で分けます。
  5. セグメントの種類でアクティブか静的かを選び、説明欄に用途と作成者を書きます。
  6. 「保存してセグメントを処理」をクリックします。

作成には、ユーザー権限でセグメントの編集が許可されている必要があります。誰でも作れる状態にすると、同じ条件のセグメントが担当者ごとに増えるため、作成できる人は2〜3人に絞り、ほかの人は条件を伝えて依頼する形にしておくと数が抑えられます。権限の割り当ては役割別にHubSpotの権限を決める手順に沿って、マーケティングの管理者と運用担当に限定します。

AND/ORとフィルターグループの組み方

フィルターを足すたびに、前の条件との関係を「and」か「or」で選べます。フィルターグループを分けた場合も、グループの間を「and」か「or」で選びます。よくある間違いは、グループの間を「or」にしたときに、共通の条件を片方のグループにしか入れていないケースです。「製造業で、資料請求かウェビナー参加をした人」を作るなら、業種の条件は両方のグループに入れます。

製造業の資料請求者かウェビナー参加者 フィルターグループ1 業種 が 製造業 のいずれか and フォーム送信:資料請求フォーム or フィルターグループ2 業種 が 製造業 のいずれか and ウェビナー:参加した 除外:既存顧客セグメント [コンタクト]を除外 をオンにして指定 業種の条件はグループごとに入れる。 片方だけだと他業種の参加者も入る
図2:フィルターグループと除外の組み方の例

関連オブジェクト(会社・取引)の条件

コンタクトのセグメントで、関連付けた会社の業種や、関連付けた取引のステージを条件にできます。初期設定では、関連レコードのうちどれか1つが条件を満たせば入ります。コンタクトが複数の会社に関連付いている場合は、「主要企業」に切り替えると、プライマリーの会社だけで判定されます。関連する取引がすべて条件を満たす場合だけに絞るなら「すべて」に変えます。関連付けのラベルで絞る「ラベルあり」は、ProfessionalとEnterpriseで使えます。

たとえば「商談中の取引がある人」を除外したいとき、「関連する取引のステージが受注・失注以外」を「どれか1つ」のまま使うと、過去に失注した取引と進行中の取引の両方を持つ人は正しく入ります。反対に、「受注した取引がない人」を作りたいときに「受注以外」を「どれか1つ」で書くと、受注と失注の両方を持つ既存顧客まで入ってしまいます。否定の条件は、関連オブジェクトの判定方法とセットで確認します。

除外の設定と、件数が確定するまでの時間

作成画面の「[レコード]を除外」をオンにすると、特定のレコードやほかのセグメントを除外できます。コンタクトのセグメントには、あらかじめ用意された除外ルールが3つあり、非マーケティングコンタクト、指定したメールドメイン、配信停止者をまとめて外せます。自社や競合のドメインは、この除外ルールで外すのが手早い方法です。

作成中に表示される件数は見積もりで、保存して処理が終わるまで確定しません。公式ヘルプでは、連携やページ閲覧、セグメントの所属を条件にした複雑なセグメントは処理に最大2時間かかるとされています。配信の直前に作ったセグメントをすぐ送信先に入れるのは避け、前日までに作って件数を確かめます。

インポートからセグメントを作る|展示会の名刺や外部のリスト

CSVでコンタクトをインポートするときに、取り込んだ相手をそのままセグメントにできます。取り込んだ事実で束ねる用途なので、基本は静的にし、配信の対象はプロパティの条件で作ったアクティブセグメントで絞ります。

インポートの詳細設定には「Create a contact segment(コンタクトセグメントを作成)」の選択肢があり、チェックを入れると取り込んだコンタクトのセグメントが作られます。インポートを終えたあとでも、インポートの一覧から「インポートしたコンタクトをセグメントに追加」を選べば、新しい静的セグメント、既存の静的セグメントへの追加、インポートへの所属を条件にした新しいアクティブセグメントの3つから選べます。同じ画面でマーケティングコンタクトとして取り込むかも指定するため、配信の同意が確認できていない名刺はマーケティングコンタクトにしない判断をここで行います。

展示会の翌日に名刺を取り込む場面なら、展示会名を入れたプロパティと静的セグメントの両方を作っておくと、あとで「この展示会から商談になった人」をレポートで追えます。名刺の取り込みと、既存顧客や商談中の相手を分けてから入れる手順は、展示会の名刺をHubSpotに取り込む手順の順番で進めると、お礼メールの送り分けまで1回の作業で済みます。

購入した名簿や外部のリストをインポートしてセグメントにし、そのままメールを送る使い方はしません。同意のない相手への配信は、法令上の問題に加えて、配信停止や迷惑メール報告が増え、同じ送信元から送るほかのメールまで届きにくくなります。

配信停止者とバウンスは送信時に外れるが、除外セグメントは別に作る

配信停止した人やハードバウンスした人は、送信先のセグメントに入っていても、マーケティングメールの送信時にHubSpotが自動で外します。それでも配信停止者を外すセグメントを作るのは、件数の見積もり、広告、ワークフロー、レポートでは自動で外れないからです。

公式ヘルプでは、過去にハードバウンスした人、その購読タイプの配信を停止した人、以前のマーケティングメールを迷惑メールとして報告した人、ダブルオプトインを確認していない人、反応が低いとして外された人は、送信されず「送信されなかった」側に記録されるとされています。非マーケティングコンタクトにも送られません。メールの送信だけを考えれば、セグメントの側で配信停止者を外さなくても事故は起きにくい設計です。

問題は、メール以外で同じセグメントを使うときです。「資料請求から30日たった人」のセグメントを営業へのタスク作成のワークフローに使うと、配信を停止した人にも営業から電話が入ります。配信停止を理由に連絡を控えるかどうかは会社の方針によりますが、決めた方針をセグメントの条件か除外ルールで表しておかないと、ワークフローや広告ではその方針が守られません。

マーケティングメールの「送信先」にコンタクトを個別に追加すると、そのコンタクトは「送信しない」に指定したセグメントに入っていても送信されます。テストのつもりで個人を足した設定のまま本番を送らないよう、送信前に送信先の欄を確認します。

配信停止者やバウンスしたコンタクトを、セグメントを整理する目的で削除することはしません。配信停止の記録ごと消えると、同じ人が別の経路で再登録されたときに、配信を止めた経緯が追えなくなります。長く反応のないコンタクトを減らしたい場合は、マーケティングコンタクトから外す相手の決め方に沿って非マーケティングに切り替え、請求の件数を下げるほうを先に検討します。

プラン別の上限(2026年9月時点)

HubSpotの製品・サービスカタログでは、セグメントの上限はアクティブと静的で別々に決まっており、無料ツールとStarterではアクティブの枠が小さく、使える条件の種類にも制限があります。

契約アクティブ静的カタログ上の補足
無料ツール101,000条件はフォーム送信、コンタクトのプロパティ、マーケティングメールの反応に限定
Marketing Hub Starter501,000条件はフォーム送信、コンタクトのプロパティ、マーケティングメールの反応に限定
Marketing Hub Professional1,2001,200セグメントからランダムなサンプルを作れる
Marketing Hub Enterprise2,0002,000ランダムなサンプルに加え、最大10個への分割
Sales Hub・Service HubStarter 50、Pro 1,200、Ent 2,000Starter 1,000、Pro 1,200、Ent 2,000Starterの条件はフォーム送信とコンタクトのプロパティに限定

1つのセグメントに入れられるフィルターは250個まで、そのうち関連オブジェクトの条件は60個までです。ProfessionalとEnterpriseには、アクティブと静的の枠をそれぞれ100件ずつ増やす追加パックがあります。広告のオーディエンスにできるセグメントの数は別の上限で、Marketing Hubでは2026年9月時点でStarterが2件、Professionalが5件、Enterpriseが15件です。枠の使い方は、広告のオーディエンス同期で除外から作る順番を先に決めてから割り当てます。

無料ツールで困るのは、静的の1,000件ではなく、アクティブの10件です。除外用と配信の母集団で4〜5件を使うと、残りは数件しかありません。キャンペーンごとの集団は静的で作り、アクティブは毎月使い続けるものに限る運用なら、無料ツールのままでも数か月は困りません。Starterでは、会社や取引の条件、ページ閲覧を使ったセグメントを作れるかを、契約前に試用アカウントで確かめます。関連オブジェクトの条件で商談中の人を外したい場合、Starterのカタログ上の条件範囲では足りない可能性があるため、StarterとProfessionalで使える機能の差と合わせて判断します。

BtoBで最初に作るセグメント7つ|除外用から作る

最初に作るのは、送ってはいけない相手と、営業が対応中の相手を外すセグメントです。送りたい相手のセグメントは、除外が揃ってから配信の予定に合わせて足します。

セグメント種類条件の例主な使い道
社内・競合・パートナーアクティブメールドメインが自社・競合・販売パートナーのいずれか全配信、広告、レポートからの除外
既存顧客アクティブライフサイクルステージが顧客、または関連する取引に受注がある新規向けナーチャリングと広告からの除外、顧客向け案内の送信先
商談中アクティブ関連する取引のステージが受注・失注以外一斉配信とナーチャリングからの除外
配信できる母集団アクティブマーケティングコンタクトで、配信停止者を除外ルールで外し、上の3つを除外メルマガの送信先
資料請求後に未商談アクティブ特定フォームの送信あり、かつライフサイクルステージがリードかMQLフォローのワークフロー、インサイドセールスへの割り当て
長期未反応アクティブ一定期間、マーケティングメールを開いていない、クリックしていない配信頻度を下げる対象、非マーケティングへの切り替え候補
展示会・ウェビナーの参加者静的インポートした相手、または参加記録のある相手お礼メールと、施策ごとの商談化の確認

7つのうち4つは除外や母集団のためのもので、配信の中身を分けるためのものではありません。この順番にするのは、除外が揃わないうちに送りたい相手のセグメントを作ると、セグメントごとに除外の条件を書き足すことになり、どれか1つで書き漏れた時点で商談中の相手にナーチャリングのメールが届くからです。除外は1つのセグメントにまとめ、配信側のセグメントからはそのセグメントを除外として参照する形にすると、除外の条件を直す場所が1か所で済みます。

業種別、役職別、従業員規模別のセグメントは、配信内容をその単位で書き分ける予定がないうちは作りません。どの軸で分けるかの考え方と、母数がいくつあれば分けてよいかは、BtoBのメール配信で最初に作る分け方と母数の下限で判断します。セグメントを作る前に、条件に使う業種や役職のプロパティが選択式になっていないと、自由入力の表記ゆれでセグメントから漏れる人が出るため、プロパティの作成基準も合わせて見直します。

配信・ワークフロー・広告・レポートでの使い分け

同じセグメントでも、使う場所によって向く種類と注意点が変わります。メールとワークフローはアクティブが基本で、広告は枠が限られるため除外用を優先し、レポートでは施策の単位で束ねた静的セグメントが役に立ちます。

使う場所向く種類使い方と注意
マーケティングメールアクティブ「送信先」に母集団、「送信しない」に除外用を指定。送れるのはコンタクトのセグメントだけ
ワークフローアクティブ(登録条件)、静的(手で選んだ相手)セグメントへの所属を登録条件にする。条件を外れても登録済みのワークフローは止まらない場合があるため、登録解除の条件も決める
広告オーディエンスアクティブコンタクトと会社のセグメントを使える。同期されるのはマーケティングコンタクトのみ
レポート静的・アクティブの両方カスタムレポートでセグメントへの所属をフィルターにして、施策ごとの商談化を比べる
アンケート(顧客満足度)静的送信先にできるのはコンタクトの静的セグメントのみ

メルマガを毎月送る担当者なら、送信のたびにセグメントを作り直すのではなく、「配信できる母集団」を送信先に入れ続け、号ごとの違いは件名と本文で出します。送信先と除外の指定の仕方はHubSpotのマーケティングメールで送信先と送信しないを組む手順に沿って決めます。

ワークフローでは、登録条件に直接プロパティの条件を書くこともできるため、ワークフローのためだけにセグメントを作る必要はありません。セグメントを経由させるのは、同じ集団をメールや広告でも使う場合と、営業が「今この集団に誰がいるか」を画面で確かめたい場合です。静的セグメントに人を足す「静的セグメントに追加」のアクションは、公式ヘルプではMarketing HubのProfessional以上で使えるとされています。組み方の例はBtoBで組むワークフローの設定例から、手作業を置き換えたいものを選びます。

レポートでは、展示会やウェビナーごとの静的セグメントを所属のフィルターに使うと、「どの施策で接点を持った人が、その後に取引を作ったか」を並べて比べられます。ライフサイクルステージの切り替えやMQLの判定をセグメントの所属で行う場合は、MQLの自動更新と営業への引き渡しの組み方と条件をそろえ、同じ定義を2か所に書かないようにします。

どのセグメントが何の配信やワークフローで使われているか社内で説明できず、条件の書き直しから手を付けたい場合は、除外用と母集団のセグメントの組み直しを相談することもできます。

増えすぎたセグメントの整理ルール

セグメントが増えすぎる原因は、作るときに用途と終わりを決めていないことです。名前の付け方、終了後の静的への自動変換、削除前の「使用箇所」の確認を運用のルールにしておくと、数は増えても判断に迷わなくなります。

名前に用途・対象・種類を入れる

名前は「用途_対象_種類_作成月」の形にそろえます。たとえば「除外_商談中_A_202610」「配信_メルマガ母集団_A_202610」「施策_10月展示会_S_202610」のように書くと、一覧で並べたときに除外用と施策用が分かれ、静的かアクティブかも名前で分かります。フォルダーは「除外」「配信」「施策」「レポート」程度に分け、説明欄には作成者と使い道を1行で書きます。

削除の前に「使用箇所」タブを確認する

セグメントの詳細画面の「使用箇所」タブで、そのセグメントを使っているメール、ワークフロー、広告などを確かめられます。公式ヘルプでは、HubSpotのツールで使われているセグメントは削除できないとされていますが、使われていないのに残っているセグメントは削除して構いません。削除しても中のレコードは消えず、「最近削除」タブから90日以内なら復元できます。

四半期に1回、アクティブの枠を見直す

四半期に1回、アクティブのセグメントを一覧で並べ、使用箇所がなく、最後に使ったのが前の四半期より前のものを静的に変換するか削除します。期間限定の施策で作ったアクティブセグメントは、作成時に「設定」タブで静的への自動変換を指定しておくと、この作業の対象になりません。コンタクト全体の重複や表記ゆれ、リスト・ワークフロー・レポートの命名をまとめて整える場合は、HubSpotのデータ整備の進め方の棚卸しと同じ周期で行います。

コンタクトが数千件、配信が月1〜2回で、アクティブが10件以内に収まっている会社なら、ここまでのルールを文書にする必要はありません。名前の付け方だけ決めておき、アクティブの枠が半分を超えた時点で整理を始めれば足ります。

まとめ

HubSpotのセグメントは旧リストと同じ機能で、条件を外れた人を外したいならアクティブ、保存した時点の相手を残したいなら静的を選びます。作る順番は、社内・競合、既存顧客、商談中を外すセグメントと、配信できる母集団が先で、送りたい相手を細かく分けるセグメントはそのあとです。無料ツールとStarterではアクティブの枠と条件の範囲が限られるため、施策ごとの集団は静的で作ります。

次にやることは、今あるセグメントを一覧で開き、除外用のセグメントがあるか、あれば配信とワークフローと広告のすべてで除外として参照されているかを確かめることです。除外がセグメントごとにばらばらに書かれていたら、除外用を1つにまとめるところから始めます。

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よくある質問

HubSpotのセグメントとは何ですか?リストとの違いはありますか?
HubSpotのセグメントは、条件か手作業でレコードを束ね、メール・ワークフロー・広告・レポートで使う機能で、以前の「リスト」が名前を変えたものです。アクティブ(旧:動的リスト)と静的の2種類がある点も含め、使い方は変わっていません。
HubSpotの動的リスト(アクティブセグメント)と静的リストの違いは何ですか?
アクティブは条件を満たすと自動で入り、満たさなくなると自動で抜けます。静的は保存した時点の相手を固定し、あとは手で出し入れします。定期配信や除外用はアクティブ、展示会の参加者のように事実で束ねる集団は静的が向きます。
HubSpotでリストをインポートしてセグメントを作るにはどうすればよいですか?
コンタクトのインポートの詳細設定で、取り込んだ相手からセグメントを作る選択肢にチェックを入れます。取り込み後でも、インポートの一覧から新しい静的セグメント、既存の静的セグメント、インポートへの所属を条件にしたアクティブセグメントのいずれかに追加できます。
オプトアウト(配信停止)した人は、セグメントから外す必要がありますか?
マーケティングメールだけなら、配信停止した人は送信時に自動で外れるため必須ではありません。ただしワークフローや広告、件数の見積もりでは外れないため、除外ルールの「配信停止者」を使って外したセグメントを作っておきます。
HubSpotの無料版では、コンタクトのセグメントをいくつ作れますか?
2026年9月時点の製品・サービスカタログでは、無料ツールはアクティブ10件、静的1,000件までです。条件もフォーム送信、コンタクトのプロパティ、マーケティングメールの反応に限られるため、施策ごとの集団は静的で作り、アクティブは継続して使うものに絞ります。

BtoBマーケティングの戦略設計から施策実行、運用定着までを一気通貫で支援します。